山形ブランドシルク「松岡姫」生産のための、交雑原種「日本種」および「中国種」の5齢期の効率的飼育法

タイトル 山形ブランドシルク「松岡姫」生産のための、交雑原種「日本種」および「中国種」の5齢期の効率的飼育法
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 柿崎武雄
石井正市 
発行年度 2000
要約 交雑原種「日本種」の5齢の給桑量および給桑配分は一般交雑種並で良い。交雑原種「中国種」の給桑量は一般交雑種並とし、給桑配分を5齢の前半に少な目にし、後半に多くする。また、蚕座面積は両品種とも一般交雑種と同じで良い。
背景・ねらい 山形ブランドシルク「松岡姫」の生産に供する繭の蚕種を作る原種を、効率的に生産するため、交雑原種「日本種」および、同「中国種」の飼育法を、5齢期給桑量と給桑配分および蚕座面積から検討し、飼育参考表を作成する。
成果の内容・特徴
      
  1. 交雑原種「日本種」、同「中国種」の5齢給桑量はいずれも一般交雑種並で良い。産卵を多く得るためには、給桑配分を「日本種」は一般交雑種並で良いが、「中国種」は前半は少な目にし、後半に多くする。(表-1)
      
  2. 蚕座面積の広狭による、飼育成績に大きな差はないことより、「日本種」、「中国種」とも、蚕座面積は一般交雑種と同じで良い。(表-2)
      
  3. 表-1および表-2に基づき、飼育参考表を作成する。(表-3)
成果の活用面・留意点
     
  1. 「日本種」、「中国種」の羽化時期の斉一化を図るため、「日本種」を「中国種」より2日早く掃立ることが必要である。
  2. 越年蚕種および不越年蚕種とも春蚕期に製造した方が効率的である。
図表1 231713-1.jpg
図表2 231713-2.jpg
図表3 231713-3.jpg
カテゴリ 品種

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