ヒカリギセルの繁殖に及ぼすカルシウム添加物並びに産卵保護資材の効果

タイトル ヒカリギセルの繁殖に及ぼすカルシウム添加物並びに産卵保護資材の効果
担当機関 福島県蚕業試験場
研究期間 1999~2005
研究担当者 長谷川茂雄
土井則夫
発行年度 2000
要約 健康食品として注目されているヒカリギセルの養殖においてカルシウム添加物として肥料用炭カルが優れる。また篠竹など産卵直後の卵を共食いから保護する資材を入れると繁殖率を高めることができる。
背景・ねらい 桑畑に自然生息しているヒカリギセルが健康食品として需要が増加している。そのため農家におけるヒカリギセルの採取が副収入の一つになっており、ヒカリギセルの養殖技術の確立が要請されている。ヒカリギセルの成育と繁殖には餌の桑廃条と稲わらのほか鶏卵殻粉末の添加が効果あることが知られているが、鶏卵殻粉末は大量入手が困難であるため、安価で手に入りやすいカルシウム添加物の使用を検討する。さらに産卵直後の卵を共食いから守ための保護資材により繁殖率を向上させる方法を検討する。
成果の内容・特徴
      
  1. カルシウム添加物の効果  
      ①幼貝の繁殖率は対照区343%に対しカキ貝殻粉末区は417%とやや高く、肥料用炭カル区は830%、鶏卵殻粉末区は849%と極めて高い(表1)。
      ②肥料用炭カルは鶏卵殻粉末と大差が無く、安価で容易に入手できる適当な添加物である(表1)。
      
  2. 産卵保護資材の効果  
      ①繁殖割合は対照区の420%に対し産卵保護資材をいれた各区は篠竹区992%、かや区750%、稲わら区519%でありいずれも優った(表2)。
      ②特に篠竹区、かや区が良く、これらの資材が産卵に適した大きさの穴を持つために成貝や幼貝による卵の共食いを防いだものと思われる(表2)。

成果の活用面・留意点
     
  1. 炭カルは10a当たり200㎏施用した場合の結果である。
  2. 産卵保護資材は3㎝長さに切り、10a当たり3,000㎏施用した場合の結果である。
図表1 231719-1.jpg
図表2 231719-2.jpg
カテゴリ 肥料 かき 繁殖性改善

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