| タイトル |
乳牛の分娩前における飼料の段階的増量給与による周産期病予防 |
| 担当機関 |
岩手県農業研究センター |
| 研究期間 |
1999~2000 |
| 研究担当者 |
菊池文也
山口直己
清宮幸男
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
分娩3週間前から分娩直前まで高エネルギー飼料の給与量を段階的に増やすことにより、同期間の体重減少率を軽減化させ、乳牛の周産期病予防が可能である。
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| 背景・ねらい |
高泌乳牛に発生しやすい周産期病の予防法として、分娩3週間前から給与する高エネルギー飼料を段階的に増やすことが効果的とされている。しかし、詳細に検討した報告は少ないので、その予防効果を乾乳開始時期の栄養状態および分娩前の体重推移の観点から検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 分娩3週間前から給与する高エネルギー飼料としてTMR(乾物率は55%、乾物中のTDNおよびCP含有率は75%および15%)を、開始直後の1頭あたり現物として5㎏から分娩直前の12㎏(12㎏のTMRによるTDNおよびCP充足率は65%および105%)まで段階的に増やしながら、毎日2回に分けて個別に給与した。
- 前述の飼料給与により、分娩前1か月間の妊娠の進展に伴う増体重を除く母牛の体重推移(分娩直前時体重/分娩前1か月時体重)を、2%程度の減少に留めることができた(表1)。
- 適正な栄養状態で乾乳時期を迎えた例では、前述の飼料給与による周産期病予防効果がさらに増大した(表2)。
- 以上の乾乳時期までの飼養管理および分娩前3週間の飼料給与により、3産次以上および2産次の周産期病発生率は、不適切な飼養管理時の80%以上から20%以下および60%以上から10%以下にそれぞれ減少した(表2)。
表3.適性体重の算出法
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| 成果の活用面・留意点 |
- 周産期病の範囲は第四胃変位、ケトーシス、起立不能(乳熱を含む)、産褥熱および胎盤停滞とした。
- 分娩後はTMR量を緩徐に増やしながら個別に給与した。また、分娩の前後を問わず、良質な粗飼料を自由に採食させた。
- TMRの代替として乾乳期用濃厚飼料を用いる際の給与量は、開始時の1ないし2㎏から分娩直前の5㎏とする。ただし、1日あたりの増量は0.5㎏を上限とする。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
飼育技術
乳牛
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