バラ養液栽培のアーチング法における同化専用枝の最適葉面積指数

タイトル バラ養液栽培のアーチング法における同化専用枝の最適葉面積指数
担当機関 フラワーセあおもり
研究期間 2002~2002
研究担当者 佐々木和也
発行年度 2002
要約 バラ養液栽培のアーチング法において、同化専用枝の葉面積指数が増加するに伴い収量、切り花品質が向上し、最適葉面積指数は1.8~2.0と推察された。
キーワード バラ、養液栽培、アーチング、同化専用枝、葉面積
背景・ねらい バラ養液栽培のアーチング法における同化専用枝の管理方法は、生産者ごとに異なり一様でない。そこで、同化専用枝の仕立本数、その更新が収量、切り花品質に及ぼす影響を検討する。
成果の内容・特徴 1.
同化専用枝の仕立本数
収量および切り花品質は同化専用枝の葉面積指数と相関があり、葉面積指数が増加するに従い高規格の採花本数が増加し、最適葉面積指数(推定)は1.8~2.0と推察された(図1)。20株/3.3m2の栽植条件のアーチング法においては、ローテローゼでは同化専用枝2本、ノブレスでは4本で最適葉面積指数を確保できる(図2、表1)。
2.
同化専用枝の更新
同化専用枝の更新は葉面積指数を減少させ、収量および切り花品質を低下させることがある(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
本試験では調査開始時の同化専用枝は60cm以上の長さの枝を用い、以降に発生する弱小枝(長さ40cm未満)は折り曲げた。
2.
本結果に使用した葉面積指数(推定)は個葉の葉面積(y:cm2)と葉重(x:g)の回帰式(y=46.62x+5.64, R2=0.94, n=837)を基に、葉重から求めた数値を使用した。
3.
品種によって個葉の葉面積と着生枚数が異なるので、本結果を目安として同化専用枝数を増減する。その際には栽植密度も加味する。
図表1 231883-1.gif
図表2 231883-2.gif
図表3 231883-3.gif
図表4 231883-4.gif
カテゴリ ばら 品種 養液栽培

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