| タイトル | 重粘土地帯におけるドレンレイヤー工法の施工コストと効果 |
|---|---|
| 担当機関 | 岩手農研セ |
| 研究期間 | 2000~2002 |
| 研究担当者 |
大志田建男 小野寺忠夫 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 疎水材設置と有孔管埋設を同時に行うドレンレイヤー工法は、バックホ-掘削方式の従来工法と比較し施工時間が少なく、施工経費が廉価であり、また暗渠排水効果は同等である。 |
| キーワード | ドレンレイヤー、暗渠排水、地下水位 |
| 背景・ねらい | 岩手県での暗渠工法は、地下60~90cmに粗朶を疎水材として用いて施工する方法が一般的である。この場合、疎水材の上に土を埋め戻すことが必要となるため、重粘土地帯など従前の土壌透水性の低い地域においては、乾田化までに時間を要することがあった。今回、ドレンレイヤー工法と籾殻補助暗渠を組み合わせて施工したほ場において、施工コストと排水効果を確認した。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. ドレンレイヤー工法は、掘削・管布設・疎水材投入を1つの工程で施工するため、従来工法と比較し作業時間を15~50%短縮できる。また、ドレンレイヤー工法の施工費用は従来工法より廉価であり、ドレンレイヤー工法と補助暗渠を組み合わせた施工費用は、岩手県で一般的に用いられている従来工法(バックホーで掘削する粗朶暗渠)より廉価である(図1、表1)。 2. 10m間隔のドレンレイヤー工法と補助暗渠を施工し、その後転作を行ったほ場では、降雨後1~3日程度で地下水位が40cm以下に低下しており、従来工法と同様に暗渠排水設計基準を満たす排水能力を示している(図2)。 3. 5m間隔のドレンレイヤー工法と補助暗渠を施工したほ場において、3年間転作を続けた後に水閘(暗渠の排水口)の開閉を操作し、暗渠間隔を5m、10mとした場合の地下水位の低下速度を比較すると両者に大きな差が生じない(図3)。ほ場の地下亀裂構造を破壊せず(代かきを行わない)に畑地利用を行うほ場では、暗渠間隔を粗にすることが可能である。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. ドレンレイヤー工法は掘削と同時に配管する工法であるため、土中障害物などにより施工途中で施工機を引き上げることは大きな手戻りとなる。このため、先行開削(空走)することが有効である。施工費用にはこの経費を含んでいる。 2. ドレンレイヤー工法施工後2年程度で疎水材断面幅が縮小したものがあったが、この断面幅の縮小と排水性の変化については今後の調査が必要である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | コスト 排水性 |
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