タイトル | 被覆資材・反射資材の利用によるエダマメのダイズわい化病防除 |
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担当機関 | 青森農林総研 |
研究期間 | 2002~2003 |
研究担当者 |
石谷正博 北野のぞみ 松田正利 |
発行年度 | 2003 |
要約 | エダマメ栽培におけるダイズわい化病防除では、被覆資材や反射資材を利用すると、殺虫剤使用と同等かそれを上回る防除効果が得られる。 |
キーワード | エダマメ、ダイズわい化病、被覆資材、反射資材、防除効果 |
背景・ねらい | エダマメの産地化が進む中で、安定した生産を図るためには阻害要因であるダイズわい化病の防除は不可欠である。一方、わい化病媒介アブラムシ(ジャガイモヒゲナガアブラムシ)は、殺虫剤使用を主体とした従来の防除技術では十分な防除が困難になってきており、防除回数の増加や防除コストの増大の原因になっている。このため、殺虫剤の使用を低減するための新たな防除技術の開発が求められていた。 ダイズわい化病の防除手段として被覆資材・反射資材の利用が殺虫剤使用に替わり得る防除技術であることを検証する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 被覆資材の利用 播種直後から6月末までの長繊維不織布による株被覆は殺虫剤使用を上回る防除効果が得られる(表1)。 2. 反射資材の利用 (1) シルバーポリフィルムの畦間展張(幅45cm) ジャガイモヒゲナガアブラムシの発生抑制効果が高く(図1)、殺虫剤使用を上回る 防除効果が得られる(表2)。 (2) アブラムシ忌避マルチによるマルチ栽培 ジャガイモヒゲナガアブラムシの発生抑制効果が高く(図2)、殺虫剤使用と同等の 防除効果が得られる(表3)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 長繊維不織布による被覆は浮き掛けとし、生育の妨げにならないよう注意する。 2. シルバーポリフィルムの畦間展張は出芽前に始める。展張にあたってはU字鉄線等を使用して地面にしっかり固定する。 3. アブラムシ忌避マルチの敷設では通常のマルチ栽培方式に従う。 |
カテゴリ | 病害虫 えだまめ コスト 大豆 播種 ばれいしょ 防除 わい化 |