新規法を用いたバイオプシー凍結胚による子牛の生産

タイトル 新規法を用いたバイオプシー凍結胚による子牛の生産
担当機関 山形農研修
研究期間 2003~2005
研究担当者 青柳和重
齋藤朗子(置賜総合支庁)
菅和寛
齋藤真希
小林正人
新関博夫
発行年度 2003
要約 ヘルニア法を用いたウシ胚のバイオプシーは、従来法に比べ簡易、安定的である。また、胚移植により受胎し、正常な産子を得ることができる。
キーワード ヘルニア、バイオプシー、凍結、胚移植
背景・ねらい ウシ胚のバイオプシーは、栄養膜細胞の一部を刃で切断する手法が一般的である。しかし、この手法は胚に与えるダメージが大きく、凍結融解後の生存性の低下や胚移植における受胎率の低さが問題となっている。そこで、従来法に比べダメージが少ないと考えられる、ヘルニア法を用いたバイオプシーを行い、凍結融解後の生存率と胚移植成績について検討する。
成果の内容・特徴 1.
ヘルニア法を用いることにより、従来法に比べ簡易に、また安定的にバイオプシーを行うことができる(図1)。
2.
凍結融解後の生存率は、両区間で有意差はみられなかった(表1)。
3.
ヘルニア法を用いたバイオプシー凍結胚は、胚移植することにより、受胎する(表2)。
4.
ヘルニア法で受胎した5頭のうち、2頭は正常に出産され(図2)、1頭は流産、1頭は死産、1頭は妊娠継続中である。
成果の活用面・留意点 1.
胚によって、ヘルニアの形成に時間差が生じる。
2.
内部細胞塊側が透明帯外部に出た場合も、バイオプシー、凍結、移植ができる。
3.
胚移植の例数が少ないため、データの蓄積中である。
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