タイトル | 菌類ウイルスの一種totivirusの紫文羽病菌に対する病原力低下能 |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 1998~2002 |
研究担当者 |
須崎浩一 佐々木厚子 兼松聡子 吉田幸二 松本直幸(農環研) 森永 力(広島県立大) |
発行年度 | 2004 |
要約 | 紫紋羽病菌の弱病原力株で見出されたTotivirus属に所属するHmTV1-17 virusは、紫紋羽病菌モノカリオンによって水平伝搬され、宿主である紫紋羽病菌に病原力低下を引き起こす。 |
キーワード | 紫紋羽病、totivirus、病原力低下、モノカリオン |
背景・ねらい | 紫紋羽病は植物の根を侵す病害であり、果樹のような永年性作物では薬剤投入量に見合った防除効果が必ずしも期待できないことから、宿主病原菌に対し病原力低下能を有するdsRNA(菌類ウイルス)を利用した環境負荷低減型の防除技術が期待されている。病原力の弱い紫紋羽病菌V17株においてTotivirus属に所属する菌類ウイルス、HmTV1-17 virusが発見されていることから、本ウイルスをモノカリオンを用いた手法(平成15年度果樹研究成果情報)により異なるMCG(栄養菌糸和合性群)に属する紫紋羽病菌菌株に感染させ、宿主紫紋羽病菌菌株に対する病原力低下能を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 環境負荷低減 台木 防除 薬剤 りんご |