水田雑草クサネムの耕種的防除法

タイトル 水田雑草クサネムの耕種的防除法
担当機関 福島農試
研究期間 1977~2004
研究担当者 新田靖晃
齋藤弘文
発行年度 2004
要約 クサネムは出芽時期が早いほど生育が旺盛で種子数が多く、種子の粒厚も厚いため、早い時期の発生を抑える必要がある。クサネムは湛水状態にすることで、土中に埋没した種子は腐敗や芽(根)の伸長が抑制され、土壌表面に露出した種子は発芽、生長しても土壌への定着が抑えられ、発生を抑えることができる。
キーワード イネ、雑草、クサネム、結実特性、湛水、防除
背景・ねらい クサネムの種子は形や大きさが玄米に似ていて混入すると除去が難しい。このため、栽培期間中の防除が重要であるが、出芽が不斉一で長期間にわたることから防除も困難である。そこで出芽や結実等の特性を調査し防除法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. クサネムは出芽時期が早いほど生育旺盛で乾物重が重く、莢数、種子数も多い(表1)。また、開花、着莢も早く、玄米の篩目である1.9mm以上の種子数も多い(表1、図1)。このため、早い時期の発生を抑えることが重要である。
  2. 湛水状態の圃場は落水状態の圃場に比べ、クサネムの発生が遅れることから、1本当たり乾物重、総乾物重とも軽く、生育量は少ない(表2)。
  3. その要因は、湛水状態において、種子が土中に埋没した場合は腐敗や芽(根)の伸長が抑制され、種子が土壌表面に露出した場合は発芽、生長しても土壌への定着が抑えられるため、発生が遅れると考えられる(表3)。
  4. 湿潤土状態の土壌表面に露出した種子は、湛水状態より主根長が短めで、幼芽長が長めである(表3)。これは、湿潤土状態のクサネムは土壌への定着が早く、芽の生長が促されるためと考えられる。
成果の活用面・留意点
  1. クサネム発生地域の防除技術として活用する。
  2. 湿潤土状態(表3)は、水面からの田面露出と同様の状態と考えられ、田面の均平化や深水管理により田面露出を防ぐ必要がある。
図表1 232271-1.gif
図表2 232271-2.gif
図表3 232271-3.gif
図表4 232271-4.gif
カテゴリ 病害虫 雑草 水田 防除 水管理

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