水田転換畑における排水対策の選択手法

タイトル 水田転換畑における排水対策の選択手法
担当機関 岩手農研セ
研究期間 2005~2007
研究担当者 須藤勇人
藤井智克
大里達朗
阿部節男
多田勝郎
発行年度 2005
要約 耕地土壌図の土壌統名を土地改良事業計画で規定する暗渠区分に対応させ、ほ場毎の排水性の良否から排水対策を選択できる。
キーワード 水田転換畑、排水対策、耕地土壌図
背景・ねらい 水田転換畑における麦・大豆等の栽培では、排水不良による湿害が収量・品質向上を阻む最大の要因となっている。排水対策については、様々な方法があるが、ほ場排水性の程度別の対策技術基準はあるものの分かりにくく、排水性の如何に関わらず対応は地域、生産者等によりまちまちなのが現状である。
そこで、耕地土壌図等、既存の文献や資料を基に、水田土壌統名に応じた排水対策を選択できるような手法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. ほ場の排水性と土地改良事業計画で規定する暗渠区分を対応させるため、耕地土壌図の土壌統名を、土地改良事業計画の土壌類型群に読み替え、各土壌統の暗渠区分(I~IV)を明らかにする(表1)。
  2. ほ場の排水性の良否は、降雨後の地表面停滞水が排水するまでの時間が24時間未満の場合を「良」、24時間以上の場合を「不良」とすることで判定し、とるべき排水対策について選択できる(図1)。
  3. 排水対策の補助暗渠以降の流れは、基本的には施工容易な順に選択する。
成果の活用面・留意点
  1. 現地で排水対策を実施する場合は、土壌図や既存の文献、資料で示される土性、土質の内容と対象水田の土壌状況とを十分に照合すること。
  2. 排水対策は、保有する機械装備や地域の事業等で導入可能な対策を考慮し選択すること。
図表1 232392-1.gif
図表2 232392-2.gif
カテゴリ 湿害 水田 大豆 排水性

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