着脱可能な簡易花木促成システム

タイトル 着脱可能な簡易花木促成システム
担当機関 山形庄総支
研究期間 2004~2004
研究担当者 菅原 敬
発行年度 2005
要約 本システムは給湯器にポンプを組み合わせたボイラー本体と床暖房パネルからなり、温度ムラが小さく花木促成に適する。また、暖房パネルは簡単に着脱可能であり、設置スペースの調整ができる。このため冬期間遊休しているハウスを促成室として活用できる。
キーワード 花き、促成、温湯、床暖房
背景・ねらい 既存のパイプハウスを冬期間には簡単に促成室として利用でき、専用施設と同等の品質の花木を促成できる、簡易な促成システムを開発する。
成果の内容・特徴
  1. 本システムの構成は、安価な家庭用給湯器(電源:単相200V、燃料:灯油)とポンプを組み合わせたボイラー本体に、暖房パネル同士を接続するものである(図1)。
  2. 暖房パネルは180cm×90cm畳1枚程度の大きさで、プラスチック製ベース上の突起の間に架橋ポリエチレン管を配管し、表面に1mm厚の鉄製放熱板を敷いた構造であり、促成物と作業時の人の重さ、散水に耐えられる。促成室の広さはパネルの接続枚数で調整できる(図1)。
  3. 着脱に要する時間は、6坪の大きさの場合、2人組み作業でパネルの設置と通水・調整に1時間程度であり、ハウス内に内張りを行っても1日以内で設置、撤去が可能である(表1)。
  4. 70度Cの温湯を循環させ施設内を夜温15度C、昼温20度C設定した場合、高さ30‐120cmの温度差は1度C以内となり、循環扇がなくとも施設内の温度を均一にすることができる(図2)。
  5. 本システムで啓翁桜(切枝長130cm)を促成した場合、促成枝の上下の開花揃いはほぼ斉一に仕上げることができる(写真1)。
成果の活用面・留意点
  1. 水温の上昇が懸念されるため、促成に用いるバケツは底に1cm程度の高さのリムのあるものを使用する。
  2. 15,000kcalのボイラーを使用した場合、約20坪まで対応できる。
  3. 価格は10坪用で40万円程度である。
図表1 232454-1.gif
図表2 232454-2.gif
図表3 232454-3.gif
図表4 232454-4.gif
図表5 232454-5.gif
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