雨よけほうれんそうの「とろけ」発生の要因と対策

タイトル 雨よけほうれんそうの「とろけ」発生の要因と対策
担当機関 岩手農研
研究期間 2005~2006
研究担当者 宍戸 貴洋
発行年度 2006
要約 雨よけほうれんそうの「とろけ」は主に葉柄基部や葉身が出荷以後に水浸状となることである。高温での保管、株が細い、調製不足(子葉、本葉1,2枚目の混入)、傷(葉身の破れや葉柄の折れ)などの要因により発生し、これらを防ぐことが対策となる。
キーワード ホウレンソウ、とろけ
背景・ねらい 雨よけほうれんそうは6月から9月にかけて「とろけ」と称する流通中の腐敗症状が多発し、卸業者や小売業者からクレームを受けるなど問題となっており、早急な対策が求められていた。
そこで、「とろけ」の発生要因を明らかにし、その対策を提示する。
成果の内容・特徴
  1. 雨よけほうれんそうの「とろけ」の症状及び発生の実態
    「とろけ」は主に葉柄基部や葉身が出荷以後に水浸状となることであり、悪臭はほとんど認められない(図3)。
    株が細い、調製不足(子葉、本葉1,2枚目の混入)、傷(葉身の破れや葉柄の折れ)が多いなどの場合に「とろけ」の発生が多い(表1)。
  2. 雨よけほうれんそうの「とろけ」発生の要因と対策


成果の活用面・留意点
  1. 試験は170g/袋に重量を調整した雨よけほうれんそうで行い、フィルムは県内農協で一般的に使用されている防曇フィルムを使用した。
  2. 「株が細い」とは草丈はあるが、葉数が少なく、株重も小さいものである。
  3. 1袋(170g)内の株数は概ね10株以内を目安とする。
図表1 232593-1.gif
図表2 232593-2.gif
図表3 232593-3.gif
図表4 232593-4.gif
図表5 232593-5.gif
カテゴリ 出荷調整 ほうれんそう

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