秋まき無加温越冬栽培で6月切りできるトルコギキョウの品種選定

タイトル 秋まき無加温越冬栽培で6月切りできるトルコギキョウの品種選定
担当機関 秋田農技セ農試
研究期間 2005~2008
研究担当者 間藤正美
佐藤孝夫
山形敦子 
発行年度 2008
要約 秋に播種、定植し、翌年6月に開花させるトルコギキョウにおいて、3重被覆した無加温越冬栽培では、8品種供試した中で、「ボレロホワイト」、「リネーションピンクピコティー」および「リップルフレームバイオレット」の3品種が適する。
キーワード トルコギキョウ、秋まき、無加温、越冬栽培、6月切り
背景・ねらい トルコギキョウは、5、6月のブライダルシーズンに高単価出荷が見込めるので、加温ハウスに早生の花形の良い白花色の八重咲品種「ピッコローサスノー」等が栽培されていたが、暖房費の高騰によりこの作型は減少した。そこで、秋まきの無加温越冬栽培で6月切りに適する品種を選定する。
成果の内容・特徴
  1. 9月上旬播種の10 月下旬定植の保温栽培により、秋まき無加温越冬栽培が可能である(図1)。
  2. 「ボレロホワイト」は、6月中旬切りができ、切り花長80cm 以上の2L秀品率が高く、秋まき無加温越冬栽培に適する白花色の八重咲品種である(表1、2、3)。
  3. 「リネーションピンクピコティー」は、6月下旬切りができ、2L秀品の率が高く、秋まき無加温越冬栽培に適するピンク覆輪花色の八重咲品種である(表2、3)。
  4. 「リップルフレームバイオレット」は、6月中旬切りができ、切り花長70cm 以上のLおよび2L秀品率が高く、秋まき無加温越冬栽培に適する紫覆輪花色の一重咲品種である(表2、3)。
成果の活用面・留意点
  1. 内張、トンネル、不織布を保温資材に用いた秋まき無加温越冬栽培において(図1)、平均収穫日6月25日より前、切り花長70cm 以上、有効花蕾数10個以上の秀品率60%以上となる品種を秋まき無加温越冬栽培の適品種とした。
  2. 選定した品種は、秋まき無加温越冬栽培用に県内の生産者が活用できる。
  3. 選定した品種は、本試験の耕種条件下において適する品種である。
図表1 232835-1.png
図表2 232835-2.gif
図表3 232835-3.gif
図表4 232835-4.gif
カテゴリ 栽培技術 出荷調整 トルコギキョウ 播種 品種

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