タイトル |
水田雑草の簡易発生診断にもとづく除草剤の低コスト使用法 |
担当機関 |
岩手県立農業試験場 |
研究期間 |
1986~1989 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
下図の簡易発生診断法により、下表のように診断して除草体系を選定する。 ア~エの例に示されているように、雑草の発生が少ないときには、薬剤費が 低減できる。
- 水田雑草の簡易発生診断法
次の手法、手順により土壌中の雑草種子量の推定が可能となり、実際圃場に 無除草区を作り調査しなくても、雑草発生のおおよその傾向をつかむことができる (表1、表2)。
- 簡易発生診断にもとづく除草体系の選定例
(表3)
- 技術・情報の適用効果
薬剤費の低減および省力化が可能となり、環境汚染の防止にもつながる。
- 適用の範囲
水稲作付水田(本成果は岩手県内の調査結果をもとにしたが、特に地域の制限はない)
- 普及指導上の留意点
- 雑草の簡易発生診断法は種子を繁殖源とする一年生雑草には精度が高いが、
塊茎繁殖を主とする多年生雑草には精度が劣る。
- 多年生雑草の発生防止には、薬剤だけでなく、耕種的防除法も組合わせると
効果的である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
病害虫
雑草
省力化
除草
除草剤
水田
低コスト
繁殖性改善
防除
薬剤
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