タイトル |
イネ黒条萎縮ウイルス遺伝子のcDNAライブラリーの作成 |
担当機関 |
東北農業試験場 |
研究期間 |
1988~1992 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
トウモロコシすじ萎縮病の病原であるイネ黒条萎縮ウイルスの遺伝子(10セグメントの 2本鎖RNA)の相補DNA(cDNA)を逆転写酵素を用いて作成し、プラスミドpBR322に挿入 した。これを。E. coli(HB101)に導入し、各セグメントに対応する クローンを選抜した。 その結果、約800個のクローンを得た。挿入されたcDNAの大きさは塩基対にして 数百から最大で約3850であった。セグメント4~10についてはほぼ完全な大きさに近い cDNAが挿入されたと推定されるクローンが得られた。各セグメントに対応する クローンからcDNAサイズの大きいものを選抜し、cDNAライブラリーを作成した。 表1. 得られたクローン数及びそのcDNAの最大長 図1. 各セグメントに対応するcDNAのアガロースゲル電気泳動パターン - 技術・情報の適用効果
cDNAライブラリーの作成により、トウモロコシすじ萎縮病とその保毒虫 (ヒメトビウンカ)の遺伝子診断法の開発、ウイルス構成タンパク質の機能解明、及び ウイルス抵抗性の形質転換植物の作出等に不可欠なcDNAの供給が可能となった。
- 適用の範囲
ウイルスの遺伝子解明に関係する試験研究機関。
- 普及指導上の留意点
組換えDNA実験指針に従って実施する必要がある。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
萎縮病
抵抗性
とうもろこし
ヒメトビウンカ
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