ロータリ式高速田植機の作業性能

タイトル ロータリ式高速田植機の作業性能
担当機関 青森県農業試験場
研究期間 1988~1990
研究担当者
発行年度 1989
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. 高速田植機(ヰセキPA500D-PFW,5条)を供試し、植付精度と作業能率を調査した。
    2. 稲の種類については、成苗、中苗の他、草丈10cm未満の乳苗にも適応できる。
    3. 作業速度は0.8~0.9m/s程度が実用的に可能であるが、深耕した圃場や輪換田で、
      泥が深い場合は所定の速度が出せない場合がある。
    4. 圃場作業量は、22~24a/hr、圃場作業効率は52~59%程度である。高速作業に
      なるほど、圃場作業量は大きくなるが、効率は低下する。
  2. 技術・情報の適用効果
    1. 苗の種類別では、成苗、中苗、乳苗とも植付制度は良好である。また、0.85m/s程度の
      高速作業の方が植付精度が高い(表1)。
    2. 100m圃場における10a当たりの旋回時間を3.6分(表2
      圃場5,6の平均値)、苗補給時間を5.8分、作業速度0.85m/sでの植付作業時間を13.1分
      とすると、5条高速田植機の圃場作業量は26.7a/hr、圃場作業効率は58.2%となる。
      これは実用的に十分可能な能率である。同様に、作業速度1.0m/sでは、各々
      29.3a/hr、54.1%となる。
  3. 適用の範囲
    県下全域
  4. 普及指導上の留意点
    1. 低湿な輪換田等においては、深耕を必要以上に深くしないようにする。
    2. 苗補給や、側条施肥田植を行う場合の肥料補給を能率的に行うために作業方法を
      検討し、必要な組作業人員を確保する。

図表1 233217-1.gif
図表2 233217-2.gif
カテゴリ 肥料 施肥

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