タイトル |
露地ネットメロンの優良品種‘ラスター’ |
担当機関 |
秋田県農業試験場 |
研究期間 |
1980~1989 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
露地大型トンネル栽培に適するネットメロンの優良品種として、‘ラスター’を 選定した。その特性は次のとおりである。
- 低温伸長性はアムスよりも劣るが、草勢は後期までよく維持され、病害に強く、
作りやすい品種である。
- 着果は安定し、果実の肥大がよく揃い、果形は球形で優れ、収穫果率が高い。
- ネットは盛り上がりが小さく細いが、密で外観に優れている。
- 果肉は淡緑色で、香がよく、肉質はち密で糖度が高く、食味に優れている。日持性は
極めてよく、発酵果になりにくい (表1、表2、 表3)。
- 技術・情報の適用効果
病害に強く、着果性に優れるので、栽培しやすい品種である。また、果実形質が よいので市場性は高い。 水田転換畑を利用した新産地の形成が可能である。
- 適用の範囲
県内全域(砂土はなるべく避ける)
- 普及指導上の留意点
- 低温伸長性がやや劣るので、極端な早植えは避ける。
- 着果後のトンネル換気に注意する。特に、低温時は保温に努める。
- 収穫適期の判定は交配後の日数(50~53日)とし、結果枝の葉の苦土欠に似た症状も
参考にする。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
大型トンネル
水田
品種
メロン
良食味
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