タイトル |
汎用コンバイン(CA700)の多作物利用技術 |
担当機関 |
青森県農業試験場 |
研究期間 |
1988~1990 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 汎用コンバイン(ヤンマーCA700)を用いて、水稲、小麦、大豆、そば、なたねの
刈り取り試験を実施し、各作物に対する機械の調整法と、作業性能を明らかにした (表1)。
- 扱胴回転速度は、水稲、小麦が716rpm、その他が305rpmである。コンケープは、
水稲、小麦、大豆、そばの場合、それぞれの作物仕様標準とし、なたねは前4枚を 夏そば用、後2枚を大豆用とした。
- 各作物に対する穀粒損失は1~11%、穀粒口整粒割合は90~99%で、実用的にも
多作物に適用できることが確認された。
- 作業能率は0.17~0.41hr/10aで、小麦、大豆、そばで高かった。
- 各作物に対する負担可能面積は、14~32hr程度で、小麦、大豆、そばで大きい
(表2)。
- 技術・情報の適用効果
- 多数の穀物の収穫が可能なため、作業の省力化及び機械費の低減に効果があり、
水田高度利用の有効な手段となる。
- 機械化対応の遅れていた大豆、そば、なたね等の省力機械化作業体系が確立される。
- 適用の範囲
県下全域
- 普及指導上の留意点
- 穀粒損失は作物条件及び運転操作技術により異なることもある。
- 負担可能面積は平均的なものであり、天候によって左右される。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
機械化
小麦
省力化
水田
水稲
そば
大豆
なたね
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