タイトル |
噴頭回転式広幅散布機による湛直大粒種子散播法 |
担当機関 |
東北農業試験場 |
研究期間 |
1986~1990 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1990 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 稲作の超省力・低コスト化を図るための湛水直播広幅散播作業法である。
- この方法は、乗用型田植機の車体に噴頭回転式散布機を搭載し、圃場内を走行しながら
噴頭を左右に回転して大粒化コーテング種子等を広範囲に散播を行うものである (図1)。
- 種子1に対しコーテング資材3の4倍重種子による大粒種子散播は、散布むらが少なく
25mの散布幅が確保でき、播種深度4mmでは苗立ち率約71%である (図2)。
- 噴頭回転式散布機は残量センサが装備されており、運転席で吐出量のチェックが
可能である。
- 技術・情報の適用効果
- 4倍重種子を用いた1ha圃場の試験結果から、播種作業能率は毎時2.32ha、全刈り収量
600Kg/10a以上(表1、 表2)が得られて、航空直播に近い高作業能率で かつ移植並の収量を達成する直播作業法であり、稲作の超省力・低コスト化を図る 作業法として期待できる。
- 播種以外に粒状の除草剤、農薬、肥料の散布が可能であり、低コスト直播機械化作業
体系の確立が図られる。
- 適用の範囲
湛水直播栽培が可能な地帯
- 普及指導上の留意点
- 散布幅は、圃場幅(短辺)に応じて噴頭の回転角度で調節する。
- 作業は風の少ない時(風速2~3m以内)に行い、播種は代かき後2日以内に落水後
速やかに行う。
- 3、4倍重種子は通常のカルパーコーテングマシーンで造粒できる。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
肥料
病害虫
機械化
直播栽培
除草剤
超省力
低コスト
農薬
播種
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