タイトル |
輪換田畑の残渣処理技術 |
担当機関 |
青森県農業試験場 |
研究期間 |
1988~1990 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1990 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
汎用コンバインにより長く切断されたなたね、ハトムギの刈取残渣の処理法及び 輪換田における稲わらの処理法を検討した結果、次のことが判明した。
- なたね刈取後にそばの播種を行う場合、なたねの残渣すき込み及びそば播種が
アップカットロータリシーダの1行程で可能である (表1)。
- ハトムギ後に水稲を栽培する場合、ハトムギの残稈を秋に駆動ディスクハロー型
プラウですき込んでも翌年の水稲田植機移植に影響しない (表2)。
- 水稲後に小麦栽培を行う場合、稲わらのすき込み処理及び小麦の播種が
アップカットロータリシーダの1行程で可能である (表3)。
- 水稲収穫後、土壌が湿潤な場合は耕起回数を増やすよりも、アップカットロータリ
1回処理が有効である(表3)。
- 稲わらのすき込み性は、ダウンカットロータリ耕+アップカットロータリ耕あるいは
アップカットロータリ耕2回が良く、枕地等大量の稲わらが散布されている箇所の 処理に有効である(表3)。
- 技術・情報の適用効果
駆動ディスクハロー方プラウやアップカットロータリシーダを用いることにより、 汎用コンバインで高刈りしたなたね、ハトムギの残渣処理や輪換田における稲わら処理 を省力的に行うことができる。
- 適用の範囲
東北地域
- 普及指導上の留意点
水稲収穫直後等、土壌が湿潤な場合は馬力に余裕のあるトラクタを使用する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
そば
なたね
播種
はと麦
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