タイトル |
シンテッポウユリのりん片ざしによる切花栽培法 |
担当機関 |
青森県畑作園芸試験場 |
研究期間 |
1989~1990 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1990 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- りん片ざしは、育苗箱にりん片を2分の1~3分の1の深さにさし芽し、温床に置き、
最低気温は約10度Cを確保するために保温マットトンネルを行う。発根の早いりん片は、 約40日で発根を開始する。 根が約2~3cmになったら2.5号黒色ポリポット等に鉢上げを行い、活着したら、無加温 ビニールハウス内の保温マットトンネル内で、ポリポット内に根鉢が形成される (3月下旬~4月上旬)まで育苗する。 ポリポット内に根鉢が形成されたら、定植する (表1、表2)。
- りん片の重さは、0.3g以上であれば利用できる。
- 栽植様式は、うね幅160cm、条間12~36cm、株間12cmの6条植え程度とする。
- 技術・情報の適用効果
- 無加温ビニールハウスを利用した、7月~10月出荷が可能となり、産地の拡大が
図られる。
- りん片ざしの育苗方法、りん片の重さが明らかになり高品質の切花生産が可能に
なった。
- 適用の範囲
東北地域
- 普及指導上の留意点
- 定植は無加温ビニールハウス内に行う。
- 雑草防除のために、黒色ポリマルチを行う。
- 保温マットトンネルは定植直後から5月上旬まで行う。
- 草丈約50cmになるまでは、水不足にならないように適宜かん水を行う。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
病害虫
育苗
栽培技術
雑草
出荷調整
ゆり
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