タイトル |
大豆品種「コスズ」の播種時期と粒大 |
担当機関 |
福島県農業試験場 |
研究期間 |
1989~1991 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 「コスズ」の播種時期と粒大の変動について明らかにした。
- 「コスズ」は、単位面積あたり莢数が少なくなるにしたがい百粒重が重くなるとともに、
極小粒率(粒径4.9~5.5mmの割合)が低下する (図1、2)。
- 「コスズ」の単位面積あたり莢数は、播種時期が遅くなるにしたがい少なくなる。この
ため、「コスズ」を晩播条件(6月中旬~7月中旬播種)で密植栽培(2800本/a)しても莢数 が確保できず、粒が肥大する(図3、 4)。 標準播種(5月上旬~6月上旬播種・1400本/a)では莢数が確保され、極小粒率は高く収量 も安定する。
- 「コスズ」の栽培は、極小粒率を高めるため晩播より標準播種が適当である。
- 技術・情報の適用効果
- 福島県における「コスズ」の適正播種期が設定される。
- 「コスズ」の極小粒率が高まることにより品質の向上が図れる。
- 適用の範囲
福島県
- 普及指導上の留意点
「コスズ」の栽培は、単位面積あたり莢数を確保するため以下の点に留意する。
- 適正な株数(1400本/a程度)を確保する。
- 干、湿害を回避する。
- 培土の励行により倒伏を防止する。
- 病害虫の防除を励行する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
病害虫
害虫
湿害
大豆
播種
品種
防除
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