タイトル |
ハトムギの乾田直播栽培法 |
担当機関 |
青森県農業試験場 |
研究期間 |
1980~1982 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 「中里在来」の安定した出芽と殻実重を得るための播種適期は5月上旬であった。
- 栽植本数は13.9本/平方メートルで倒伏もなく多収であった。
- 除草は播種後~出芽前のベンチオカーブ・プロメトリン乳剤(750ml/10a)の土壌処理
の効果が高かった。
- 基肥量は10a当たり窒素15kg、リン酸15kg、カリ15kgで、徒長防止のためIB態窒素を
含む緩効性肥料を使用して、全量を基肥とする施肥法が有効であった。
- 10a当たり作業時間は水田移植栽培が36.1時間に対して、乾田直播栽培11.3
時間である。 表1 播種期と生育収量 表2 施肥法・栽植密度と生育収量 表3 乾田直播の作業時間 表4 除草剤による殺草効果
- 技術・情報の適用効果
育苗及び移植作業の省略による大幅な省力・低コスト化が図られる。
- 適用の範囲
青森県の山間部を除く津軽中央地帯と三戸盆地
- 普及指導上の留意点
- 種子準備・病害虫防除・収穫・乾燥・調製は水田移植栽培に準ずる。
- 施肥量・栽植本数は圃場の地力に応じて倒伏しない程度に調節する。
- 排水不良の圃場では、排水溝を設置するなど播種前に排水対策を講じる。
- 出芽率・除草効果を高めるため、できるだけ砕土率を高める。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
肥料
病害虫
育苗
乾燥
乾田直播
除草
除草剤
水田
施肥
低コスト
土壌処理
播種
はと麦
病害虫防除
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