春播きホウレンソウに対するべたがけ資材の増収効果

タイトル 春播きホウレンソウに対するべたがけ資材の増収効果
担当機関 青森県農業試験場
研究期間 1990~1991
研究担当者
発行年度 1991
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. 4月5~6日(平均気温約7度C)播き、5月下旬21~22日収穫では、ポリトンネル
      区に比べて長繊維不織布を用いたべたがけ区(パスライト、パオパオ90)は収量が
      多く、増収効果が認められる。規格別収量もL級比率が高くなる(表1、表2)。
    2. 4月20日(平均気温約10度C)播き、5月25日収穫では、ポリトンネル区と比較
      してべたがけ区は収量が多く、増収効果が認められる(表3)。
    3. パスライトとパオパオ90の資材を比較すると、気象の年次変動によってその効果が
      変動し、一定の傾向が認められない(表1、表2)。
  2. 技術・情報の適用効果
    長繊維不織布をべたがけすることにより、生育が促進され、収量向上が図られる。
  3. 適用の範囲
    東北北部
  4. 普及指導上の留意点
    1. 播種後、すみやかに長繊維不織布をべたがけ(じかがけ)する。
    2. 発芽後から除覆するまで植物体を完全に被覆する。生育にともない資材は
      徐々に持ち上げられるため、資材の幅は畔幅より50cm程度広いものを使用
      する。
    3. 資材で押さえつけすぎると葉が正常に展開しなくなる。逆に余裕がありすぎると
      葉の縁が資材とすれて枯れるので注意する。
    4. 土壌は過湿、過乾にしない。
    5. そのほかの栽培管理は慣行に準ずる。

図表1 233649-1.gif
図表2 233649-2.gif
図表3 233649-3.gif
カテゴリ 栽培技術 収量向上 播種 ほうれんそう

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