タイトル |
ウドの根株養成と半緑化促成技術 |
担当機関 |
青森県畑作園芸試験場 |
研究期間 |
1988~1991 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 根株養成栽培技術
- 植付け時期
種株の植え付けは4月上旬~下旬とする(表1)。
- 種株重
種株は250g程度のものを用いる(表2)。
- 被覆資材
マルチングの資材は黒ポリとする。被覆期間は根株の掘取り時期まで とする(表1)。
- 栽植様式
130株/a(うね幅120cm、株間65cm程度)とする(表2)。
- 施肥法
堆肥はa当たり200kgを施用するが、肥沃でない畑地ではa当たり施用量を400kg とする。施肥窒素量は基肥としてa当たり1.0kg、追肥としてa当たり1.0kgを、 6月中旬及び7月中旬の2回に分施する(表2)。
- 促成栽培技術
- 根株の掘取り時期と伏込みまでの貯蔵法
根株の掘取り時期は、伏込み時期に近いほどよい。伏込み時期まで期間が ある場合には、露地で土中に埋め込んで貯蔵する(表4)。
- 伏込み時期と休眠対策
11月下旬以前に伏込む場合は、休眠打破のためジベレリン50ppmを株当たり約 20cc、芽を中心に噴霧して翌日に伏込む。また、根株は自然状態では12月上旬 以降休眠から覚醒するが、12月以降に伏込む場合でも、萌芽を斉一にし収穫 期をそろえるために、ジベレリンを使用した方がよい(表4)。
- 促成温度
伏込み床の温度は、芽の位置で萌芽まで20度C、萌芽以降は15度Cとする。(表5)
- 緑化の方法
萌芽がそろい茎葉が伸長し始めたら、1週間程度日光にあて、緑化を図る。
- 技術・情報の適用効果
ウドの優良根株が生産されるとともに半緑化ウドの良品多収安定生産が 可能になり、うど栽培農家の経営に寄与する。
- 適用の範囲
青森県下全域
- 普及指導上の留意点
上記以外の管理は慣行に従う。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
うど
経営管理
栽培技術
施肥
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