タイトル |
シクラメンのプラグ底面給水育苗 |
担当機関 |
福島県農業試験場 |
研究期間 |
1989~1991 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- シクラメンは従来箱育苗であるが、給水方法を改善し、生産効率の高い
プラグトレーによる育苗方法を開発した。
- 底面給水法は育苗ベットに給水マット(イリゲーションマット)を張り、側面にトイを
配置して常時給水マットに水を給水させ、その上にプラグトレーを置き用土に 給水する。
- 給水処理は育苗器で発芽してから鉢上げまでとし、その後は普通の栽培とした。
その結果、鉢上げ時の苗の生育は箱育苗より僅かに劣るが、その後の生育に差が みられないことから省力的な育苗技術として実用性が高い。
表1 生育量 - 技術・情報の適用効果
- トイに給水するだけでよく、灌水の省力化が図れる。
- 常時給水であり、灌水むらがなく苗の均一化が図れる。
- 適用の範囲
県内全域
- 普及指導上の留意点
- 箱育苗に比較し生育が僅かに劣るが、実用的には問題ない。
- 給水性の高い用土を用いる。
- マット給水を開始する前に十分に灌水し、その後はトイの水を切らさないようにする。
- 生育に応じて通常の方法で液肥を行う。
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図表1 |
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カテゴリ |
育苗
シクラメン
省力化
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