タイトル |
桑種茎直播における土壌母材別の発芽・発根状況 |
担当機関 |
福島県蚕業試験場 |
研究期間 |
1991~1994 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
桑種茎直播による桑園開発に適応土壌を母材別に検討した。 供試土壌として、県内の桑園を代表する沖積、花崗岩、火山灰、第三紀土壌を用い、 枠試験により種茎の初期生育の差異について調査した。
- 発芽率は、「しんけんもち」が88~94%、「しんいちのせ」が70~80%といずれの
土壌でも高く、土壌母材による差は小さかった (表1)。
- 発根率は、「しんけんもち」が70~88%、「しんいちのせ」が42~68%で火山灰、沖積が
花崗岩、第三紀より優った(表1)。
- 新梢長は、沖積、火山灰、花崗岩が第三紀土壌より優った
(表1)。
表2 供試土壌の理化学性 - 技術・情報の適用効果
土壌母材により初期生育に差がみられたものの、発根性の良い品種を用いれば 概ね適応できると期待される。
- 適用の範囲
県内全域
- 普及指導上の留意点
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
桑
品種
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