りんご搾汁粕のソース製造材料としての利用

タイトル りんご搾汁粕のソース製造材料としての利用
担当機関 東北農業試験場
研究期間 1989~1991
研究担当者
発行年度 1991
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    りんごジュース製造において生ずる搾汁粕からパルプ質を回収し、これをソースの
    主材料である野菜、果実等磨砕物の一部代替材料に利用する技術。
    工場から産出された2次搾汁粕(図1)に2倍量の水を
    加え、90度Cに加熱後パルパー及びフィニッシャーを用いてパルプ質を分離・精製する。
    パルプは20~60%の配合が可能であり、配合量20~40%で中濃ソース、40~60%で
    濃厚ソースが製造できる(表1)。
  2. 技術・情報の適用効果
    従来廃棄処分されていた搾汁粕の有効利用が図られる。また、同パルプの
    真空凍結乾燥粉末(表2)は色調が良く水戻しが
    容易であり、ソース材料として使用でき長期保存が可能なため製造期間が
    延長できる。
  3. 適用の範囲
    りんご生産地域及び地域農産加工組織
  4. 普及指導上の留意点
    1. 産出された2次搾汁粕は品温が高いため、直ちにパルプ質を分離、処理する。この際
      パルプの褐変防止にアスコルビン酸の使用が効果的である。
    2. パルプの保存は冷凍貯蔵が有効である。
    3. パルプをより均質化することによりソースの粘凋性を高めることができる。

図表1 233710-1.gif
図表2 233710-2.gif
図表3 233710-3.gif
カテゴリ 加工 乾燥 りんご

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