タイトル | 高速塩基配列解読技術をSuperSAGE法に活用した網羅的遺伝子発現解析法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 |
研究期間 | 2007~2009 |
研究担当者 |
山口博隆 大山暁男 布目 司 宮武宏治 根来里美 福岡浩之 |
発行年度 | 2009 |
要約 | SuperSAGE法に高速塩基配列解読技術を活用することにより開発した大量発現タグ取得技術により、24塩基の発現タグを1度に400万個程度取得できる。発現タグは発現遺伝子と厳格に対応付けることができるため、網羅的な遺伝子発現解析が可能である。 |
キーワード | SuperSAGE、高速塩基配列解読技術、遺伝子発現解析 |
背景・ねらい | 発現遺伝子の配列を代表する「発現タグ(以下タグ)」のカウント数により発現量を評価するSereal Analysis of Gene Expression (SAGE)法は、農作物等の発現遺伝子情報が整備されていない生物種でも網羅的な遺伝子発現解析を可能とする手法である。従来のサンガー法に基づくタグ配列取得には多大な時間・労力・コストを要したが、近年の塩基配列解読技術の飛躍的進歩によりタグ取得の効率が大幅に向上した。しかし、従来法で取得できるタグの塩基長は最大でも21塩基にとどまるため、取得したタグ配列は複数の発現遺伝子に由来するタグが縮重している可能性があり、遺伝子発現変動の厳密な生理学的解釈は困難であった。そこで本研究では、より長鎖のタグ配列(最大27塩基)を取得できるSuperSAGE法(Matsumura et al. (2003) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 100: 15718-15723)と高速塩基配列解読技術を融合させることにより、タグ配列と発現遺伝子との厳格な対応付けを可能とする新たな網羅的遺伝子発現解析技術を開発する。また、ライブラリー識別配列を利用した、複数ライブラリーの混合同時解析も検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | コスト 茶 |