タイトル | サイドスキャンソナーを用いた中層トロールのサンマに対する採集効率の推定 |
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担当機関 | (独)水産総合研究センター 東北区水産研究所 |
研究期間 | 2009~2009 |
研究担当者 |
上野康弘 納谷美也子 伊藤 寛 清水勇一 |
発行年度 | 2009 |
要約 | サンマ資源量の推定において、調査漁具である中層トロールの採集効率の推定精度を高めることが重要である。2005・2006年10月に岩手県沖のサンマ漁場において、サイドスキャンソナーを用いた音響調査と中層トロール網による漁獲試験を同時に実施した。サイドスキャンソナーの画像解析から推定したサンマの分布密度とトロール網による採集尾数の比較結果から、採集効率を0.179と推定した。 |
背景・ねらい | サンマは我が国の水産業における重要魚種であり、TAC(漁獲可能量)が設定され資源が管理されている。このため毎年資源評価を行いABC(生物学的許容漁獲量)を算定している。サンマの資源量は、漁期前の6・7月に北太平洋の広い海域で中層トロールによる漁獲調査を行って推定している(図1)。中層トロールの採集効率(以下q、図2)は、資源量の推定値に直接影響する重要なパラメータである。現在の値(q=0.144)は、棒受け網漁業のCPUE(1隻・操業あたり漁獲尾数)から求めた資源量との対比で間接的に推定したものである。サンマは生息水深が浅く計量魚探が使えないが、これを観測可能なサイドスキャンソナー(音響調査機器)を用いて分布尾数を直接推定し、より信頼性の高いqを求めることを目的とした。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |