タイトル | コナガ食害株への殺虫剤散布は天敵寄生蜂の寄主探索行動に影響を及ぼす |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2007~2009 |
研究担当者 |
下田武志 河津 圭 屋良佳緒利 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 土着寄生蜂であるコナガサムライコマユバチは、コナガの食害を受けたコマツナが放出する匂い物質等を利用しコナガ食害株に飛翔定位する。一方、コナガ食害株に殺虫剤が散布されると、コナガ食害株への定位行動が殺虫剤の匂いで阻害される可能性がある。 |
キーワード | コナガサムライコマユバチ、コナガ、寄主探索行動、殺虫剤、阻害効果 |
背景・ねらい | アブラナ科作物の重要害虫であるコナガは殺虫剤抵抗性を高度に発達させる難防除害虫であり、天敵寄生蜂による生物的防除が期待されている。コナガサムライコマユバチ(以下、コマユバチ)はコナガの有力土着天敵であり、本種を生物的防除に用いる上で、作物上に散布される各種殺虫剤がコマユバチの行動に及ぼす影響を理解する必要がある。 コマユバチを含む多くの天敵寄生蜂は、害虫(寄主)の食害を受けた作物が放出する匂い物質等を指標として害虫食害作物に飛翔定位(以下、定位行動)し、定位後は食害作物上で歩行探索を行い(以下、寄主探索行動)害虫を発見する。寄主探索行動に及ぼす影響に関しては各種殺虫剤による阻害効果が報告されているが、定位行動への影響についてはほとんど分かっていない。そこで、コマツナ・コナガ・コマユバチをモデル系として、各種殺虫剤が定位行動に及ぼす影響を解析する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 病害虫 あぶらな 害虫 こまつな 生物的防除 抵抗性 土着天敵 防除 |