タイトル | 漏水過多な棚田畦畔法面の水移動特性を考慮した法面保全手法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
吉村亜希子 松田 周 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 漏水過多の棚田では畦畔法面へ横浸透が顕著に見られ、これによる高い水分状態が法面崩壊の要因の一つとなっている。畦畔内側に作土層より深く遮水シートを埋設することにより横浸透水量は減少し、かつ高い水分状態が回避され法面保全に効果がある。 |
キーワード | 棚田、畦畔法面、法面保全、遮水シート |
背景・ねらい | 中山間地域の棚田地帯では、水田区画間の段差が大きくなり、それにともない畦畔法面も大きくなる。過疎化・高齢化の進む中山間地域では法面の管理が困難となり、法面崩壊が起きた場合はそれが原因で耕作放棄となる場合もあり、法面保全は重要な課題である。畦畔法面崩壊の要因は様々であるが、豪雨時の圃場水位の急上昇による畦畔越流や、過大な横浸透による畦畔法面内部の地下水位の急激な上昇に伴う畦畔の弱体化が主な要因である。 そこで畦畔法面の崩壊要因の一つである横浸透に着目し、棚田畦畔法面での湛水時の水移動特性を把握し、これに基づく簡易な法面保全手法とその効果について明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 水田 中山間地域 |