「三次メッシュ気象値ファイル」のWEBブラウジング化プログラム

タイトル 「三次メッシュ気象値ファイル」のWEBブラウジング化プログラム
担当機関 (独)農業環境技術研究所
研究期間
研究担当者 須藤重人
桑形恒男
石郷岡康史
発行年度 2010
要約 過去30年間に農業環境技術研究研が蓄積した、「三次メッシュ気象値ファイル」を、一般ユーザーが活用可能とするため、WEB上でスプレッドシートの形で閲覧(ブラウジング)するツールを提供しました。気象要素、年次、場所(県、メッシュコードなど)を指定することによりデータを抽出、閲覧できます。
背景・ねらい 「三次メッシュ気象値ファイル」として、6種類の気象要素(日射量、日照時間、日最高気温、日最低気温、日平均気温、日降水量)の1kmメッシュの毎日の値が30年分蓄積され、毎年新たなファイルが作成されています。これらは県(北海道は支庁単位、全国で60都道府県支庁)ごと、気象要素ごと、年ごとに、別ファイルとして格納されており(各年360個のファイル)、複数年や複数気象要素にわたる解析への利用は困難なため、情報が十分に活用される状況にありませんでした。そこで、任意の県、年、気象要素について、ファイルの内容を抽出、WEB上に展開し、簡便にデータを閲覧するためのプログラムを開発しました。
成果の内容・特徴 集積された「三次メッシュ気象値ファイル」データを、リレーショナルデータベース(RDB)として機能する形に自動的に加工し、WEB上で展開、読み込みができるようなプログラムを作成しました。オープンソフトウェアであるPostgreSQLをデータベースソフトウェアとして、動的WEB構築言語PHPをWEBサイト制御に使用しました。システムの基本ソフトウェアはCentOS Linuxですが、ユーザーは任意のOS (Windows, MacOS, Linux等) からアクセス可能です。
本プログラムは、指定データについて「三次メッシュ気象値ファイル」からRDBを作成する機能と、RDBから指定データをWEBに展開する機能を持っています。ユーザーは任意の複数地点(県コード、メッシュコード、緯度経度で指定)、複数日時、複数気象要素を指定することにより、目的データがRDBに収録されているか否かを意識することなくWEB上に抽出・展開することが可能です(図1、図2)。本プログラムは、農業環境技術研究所で構築している他のデータベースシステムとリンクすることによりその構成要素として活用されています。また、本データーベース専用のURLからも使用できます(近日中に公開予定)。さらに、大量のデータを利用希望の場合は、「三次メッシュ気象値ファイル」と本プログラムをセットで配布することも可能です。
図表1 234873-1.jpg
図表2 234873-2.jpg
カテゴリ 加工 データベース

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