| タイトル | ニトロアレーンの海洋環境における初期リスク評価 |
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| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2006~2010 |
| 研究担当者 |
隠塚俊満 持田和彦 角埜 彰 藤井一則 |
| 発行年度 | 2010 |
| 要約 | ニトロアレーンの海産藻類、甲殻類及び魚類に対する急性毒性試験を実施し、得られた毒性値から推定無影響濃度を算出した。既報の海洋環境中検出濃度と比較した結果、環境中濃度は今回算出した推定無影響濃度を下回っていることから、現時点では海産生物に対する影響はほとんどないと考えられた。 |
| 背景・ねらい | ニトロアレーンは、主に化石燃料の燃焼過程で生成する物質群で、生物に及ぼす影響として変異原性や発ガン性に関するモデル生物を用いた研究は報告されているが、海産生物に及ぼす毒性に関する知見は極めて少ない。そこで、栄養段階の異なる複数の海産生物に対する毒性影響を明らかにし、得られた毒性値を基にニトロアレーンの海洋環境におけるリスクを検討した。 |
| 成果の内容・特徴 | 10種のニトロアレーンの海産藻類(スケレトネマ、図1a)、甲殻類(シオダマリミジンコ、図1b)及び魚類(マミチョグ、図1c及びマコガレイ、図1d)に対する急性毒性試験を実施した結果、試験生物によって物質ごとの感受性が異なり、1-ニトロピレン、1,8-ジニトロピレン及び6-ニトロクリセンがそれぞれ藻類、甲殻類及び魚類に対して最も強い毒性を示した(表1)。なお、これらの毒性値は何れも、OECD(経済協力開発機構)の急性毒性分類基準では最も毒性の強い物質群(AcuteⅠ、1mg/L以下)に入る。今回得られた急性毒性値から推定無影響濃度を算出し、既報の海洋環境中検出濃度と比較した結果、環境中濃度は今回算出した推定無影響濃度を下回っている(表2)ことから、現時点では海産生物に対する急性的な影響はほとんどないと考えられた。 |
| 成果の活用面・留意点 |
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| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | くり |
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