タイトル | 低温処理した植物組織からの電解質漏出の検出によるチャ耐凍性検定法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 |
研究期間 | 2009~2011 |
研究担当者 |
吉田克志 松尾喜義 |
発行年度 | 2011 |
要約 | チャの冬芽や越冬葉に低温処理を行った後、蒸留水に浸漬し、浸漬開始から2時間の浸漬液の電気伝導率変化を計測し、植物組織からの低温障害による電解質漏出を検出することで、チャの凍害程度と耐凍性を把握できる。 |
キーワード | チャ、電解質漏出、簡易電気伝導率計、耐凍性、凍霜害 |
背景・ねらい | チャの栽培で最も重大な気象災害は凍霜害である。一番茶萌芽以降の凍霜害の他に、近年では、秋冬期の気温が高いため、茶樹が十分な耐凍性を獲得する前に降霜することがあり、冬芽が低温障害を受けるため、一番茶の新芽不揃いや収量減が起こる事例が増加している。そのため、チャの耐凍性のモニタリング調査は、春の萌芽期前後だけではなく、秋冬期にも重要性が増している。従来のチャの耐凍性の程度は低温処理後2日目以降の冬芽もしくは越冬葉の変色程度で判断されてきたが、判定に時間がかかること、評価者の主観により判定が変動することなどの問題点がある。そこで、低温処理を行ったチャの植物組織からの電解質漏出を検出することにより、茶葉の凍害程度を簡便な機器を用いて短時間で客観的に評価し、耐凍性を把握する手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/vegetea/2011/142f0_10_14.html |
カテゴリ | 茶 凍害 品種 モニタリング |