タイトル | 木材由来セロオリゴ糖は乳用育成子牛の発育を向上させる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2011~2011 |
研究担当者 |
櫛引史郎 蓮沼俊哉 川嶋賢二 脇本 亘 秋山 清 野田正人 永島茂男 |
発行年度 | 2011 |
要約 | 未利用飼料資源の有効利用を目指し、木材由来セロオリゴ糖(CB)の機能性を活用した給与効果を明らかにした。離乳後の乳用育成子牛に日量5gのCBを給与すると日増体量および飼料効率が向上することから、CBは乳用育成子牛の飼料資源として有効である。 |
キーワード | セロオリゴ糖、乳用育成子牛、発育向上、機能性飼料、未利用資源 |
背景・ねらい | 乳用子牛の育成技術において、離乳後の給与飼料は順調な発育を目指す上で重要な要因である。一般に、固形飼料を人工乳からトウモロコシを多く含む子牛用配合飼料に切り替えて給与する時期であるが、高増体を目指して配合飼料の多給に頼る管理になりやすい。離乳後の育成期における理想的な飼料管理は、粗飼料を充分に給与して採食量を確保しながら目標とする日増体量(DG)に制御することが推奨されている。しかしながら、最近の輸入飼料価格の高騰および不安定化により、利益に直結しない育成期の栄養管理は重要視されない傾向も散見される。 本研究では、国内での未利用飼料資源の有効利用を目指して木材由来のセロオリゴ糖(CB)に着目した。CBは大腸を中心とした消化管内で腸内細菌に分解・利用される過程において揮発性脂肪酸を産生することから、発育向上や代謝・内分泌機能の亢進が期待できる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2011/130d0_10_07.html |
カテゴリ | 機能性 飼料効率 とうもろこし 未利用資源 |