タイトル | 牛海綿状脳症では聴覚神経路に空胞変性と異常プリオン蛋白質の蓄積が起こる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2010~2011 |
研究担当者 |
岡田洋之 福田茂夫 岩丸祥史 今村守一 舛甚賢太郎 横山 隆 毛利資郎 |
発行年度 | 2011 |
要約 | 実験的に作出したBSE罹患牛では、脳幹の聴覚神経路に海綿状の空胞変性が起こり、この空胞変性は神経症状を示した牛で顕著である。 |
キーワード | BSE、聴覚神経路、脳幹障害、牛 |
背景・ねらい | 定型の牛海綿状脳症を発症した牛(BSE牛)では脳における空胞変性や異常プリオン蛋白質(PrPSc)の蓄積が見られるなど特徴的な病変を形成することが知られている。BSE牛は音に過敏となり、聴性脳幹誘発電位(BAEP)に変化が生じる。本研究では、BSE牛の脳乳剤を牛の脳内に接種し、脳幹部(中脳、橋)聴覚神経路の病変と臨床症状の関連を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | BSE牛の脳乳剤を脳内に接種された牛では、発症時に聴覚神経路神経核の神経網で空胞変性が明確となり、特に中脳下丘核での空胞変性が聴覚刺激に反映しているが、脳幹部聴覚神経路以外の神経核にも特徴病変はみられる点を留意する必要がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2011/170b2_10_10.html |
カテゴリ | オリーブ |