タイトル | 収穫前の玄米横断面から乳心白粒の発生を推定する装置 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2008~2010 |
研究担当者 |
森田 敏 田中明男 藪押睦幸 山根一城 角 朋彦 脇山恭行 和田博史 江原崇光 岡野明裕 |
発行年度 | 2011 |
要約 | 収穫前に玄米横断面の白濁の様相を画像解析することで収穫時の乳心白粒の発生程度を推定する装置。本装置により収穫前約10日の時点で乳心白粒の多発を推定できるため、農業共済の被害申告や共乾施設への仕分け入荷への活用が期待される。 |
キーワード | 乳心白粒、玄米横断面、被害予測、水稲、気象災害 |
背景・ねらい | 近年、水稲登熟期の不良気象条件による玄米品質低下が頻発している。九州南部の2007年産早期水稲では、日照不足と台風に伴う乾燥風で乳白粒あるいは心白粒(以降、乳心白粒)が大量に発生し、規格外米が4~7割を占めるという深刻な被害に至った。こうした気象被害に対し農業共済制度の適用を受けるには、被害調査の体制を整えるため収穫前10日頃までに農家が被害申告を行う必要がある。しかし、2007年の場合、稲の外観からは乳心白粒の多発を予想できなかったため申告が行われず、多くの農家が被害補償を受けられないという問題が発生した。そこで、本研究では収穫前の玄米を用いて乳心白粒の発生を推定する手法を開発し、その装置化を図る。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2011/210a2_01_35.html |
カテゴリ | 乾燥 高温対策 水稲 |