タイトル | 台風によりアジアの個体群間の境界を越えて移動するトビイロウンカの解析事例 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2009~2011 |
研究担当者 |
大塚 彰 真田幸代 松村正哉 Shou-Horng Huang |
発行年度 | 2011 |
要約 | 東南アジア個体群であるフィリピンのトビイロウンカ個体群は、フィリピンと台湾間を通過する台風により、薬剤感受性や品種加害性などの特性が異なる個体群間の境界を越えて長距離移動し、東アジア個体群の分布する台湾に飛来する場合がある。 |
キーワード | トビイロウンカ、長距離移動、アジア個体群 |
背景・ねらい | 台湾は、日本に飛来するイネウンカ類の飛来源の一つと考えられおり、台湾個体群の特性は日本における防除対策上も注目する必要がある。 これまで、フィリピンと台湾・中国のトビイロウンカ個体群は、殺虫剤感受性や品種加害性、翅型発現性などの特性の違いから、それぞれ東南アジア個体群と東アジア個体群に分けられてきたが、後退軌道解析(2003年度研究成果情報)からは、トビイロウンカがこれらの境界を越え、フィリピンから台湾へ移動することが推定されていた(Otuka et al., 2005)。そこで、トビイロウンカがアジアの個体群間境界を越えて長距離移動する事例を、後退軌道解析に加え、殺虫剤感受性検定で飛来個体群の特性も調べることで検証する。感受性検定は、トビイロウンカの飛来予測技術(2003年度研究成果情報)を利用して、フィリピンから台湾に飛来したと推定された直後に水田から虫を捕獲することで実施する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2011/210d0_10_09.html |
カテゴリ | 病害虫 水田 抵抗性 品種 防除 薬剤 |