タイトル | 背後農地に設置した二線堤と農地の段差による津波減勢効果 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2011~2012 |
研究担当者 |
丹治 肇 桐 博英 中矢哲郎 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 東北地方太平洋沖地震で発生したクラスの巨大津波の被害を軽減するため、後背農地に津波減勢機能を持たせた場合の津波遡上速度の低減効果を水理模型実験で評価する。本実験の条件では、二線堤と農地の段差により津波遡上速度を4割減らすことができる。 |
キーワード | 津波、減災計画、農地海岸、減災技術、水理模型実験 |
背景・ねらい | 東北地方太平洋沖地震津波の教訓を受けて、堤防等の海岸保全施設では防御しきれない規模(津波減災レベル)の津波に対しては、海岸保全施設に加え盛土構造の活用、地域計画等による多重的な防護機能を兼ね備える必要がある。一方、海岸堤防背後の多くが農地である農地海岸は、港湾や沿岸部に住居が密集している地域と比べて人的被害が少なく、浸水を許容した津波減災対策を講じやすい。このため、後背農地に整備された農道に二線堤の機能をもたせて津波を減勢させたり、農地の段差で生じた空き容量に津波を貯留させたりすることが考えられている。これらの機能を具体化するには、その効果を定量的に把握する必要があり、水理模型実験により津波減勢効果を評価する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2012/412a0_01_01.html |
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