タイトル | 製糖開始期の糖度が高い熊毛地域向け茎重型さとうきび新品種候補「KTn03-54」 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2002~2012 |
研究担当者 |
境垣内岳雄 寺内方克 服部太一朗 田中 穣 石川葉子 松岡 誠 氏原邦博 伊禮 信 寺島義文 杉本 明 大内田真 上野敬一郎 藤田英介 |
発行年度 | 2012 |
要約 | さとうきび新品種候補「KTn03-54」は甘蔗糖度、純糖率が高く、優れた早期高糖性を有する。また、一茎重が大きく、脱葉性が良いため、収穫や原料茎調製の作業性にも優れる。「NiF8」の代替に利用することで、熊毛地域の製糖開始期の糖度改善が期待される。 |
キーワード | さとうきび、茎重型、早期高糖 |
背景・ねらい | 鹿児島県熊毛地域のさとうきびの基幹品種「NiF8」は、収穫面積の約8割を占める。「NiF8」は高糖、多収で主要病害への抵抗性を有しており、さらに育成当時は画期的な早期高糖性品種であった。熊毛地域は主要な栽培地域で最も北に位置し、さとうきびの生育適期が短い。一方で、製糖開始期は11月下旬から12月上旬と主要な栽培地域で最も早い。このため、早期高糖性の「NiF8」でも製糖開始期の糖度が不安定であり、早期高糖性を高めた多様な品種が求められている。このため、まず、茎数型で株出し能力が高く早期高糖性に優れる品種「Ni22」を育成したところであり、これを補完する梢頭部や枯葉の除去などの作業性に優れる茎重型品種が求められてきた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2012/320c0_01_57.html |
カテゴリ | さとうきび 新品種 多収性 抵抗性 品種 |