タイトル | イケス中のサケ稚魚の遠隔モニタリングシステムの開発 |
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担当機関 | (独)水産総合研究センター 水産工学研究所 |
研究期間 | 2012~2017 |
研究担当者 |
大河内 裕之 藤浪 祐一郎 野田 勉 白藤 徳夫 長倉 義智 清水 大輔 藤瀬 雅秀 荒内 勉 戸田 修一 羽賀 正人 澤田 浩一 安部 幸樹 森山俊介 山田雄一郎 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 無線LANと計量魚探機、ステレオカメラを用い、陸上から450 m離れたイケス内のサケ稚魚の尾数密度推定を行う技術を開発した。 |
背景・ねらい | 岩手県は北海道に次ぐサケの漁獲があり、サケは沿岸産業を支えている重要な魚種の一つである。ところが近年、岩手県におけるサケ来遊数は減っており、2011、12年のサケ来遊数は1984-1998年の約20%程度となっている。さらに、2011年には岩手県太平洋側の孵化場は津波により大きな被害を受け、サケが戻ってくる2014年以降の来遊数の激減が予想される。そこで、サケ来遊数を増やすため、2012年より6年計画のプロジェクトが始まった。プロジェクトの中の一つの取り組みとして、孵化場で音響馴致を行い、放流後も馴致音で誘引し、人工餌料を与え、サケの湾内での生残率を高める手法が考えられている。その手法の効果判定のため、馴致音に集まるサケを遠隔モニタリングする手法を開発した。 |
成果の内容・特徴 | ・免許不要で通信容量の大きい無線LAN、リモートPCなどの汎用技術を利用した遠隔モニタリング手法の開発。 ・計量魚探機とステレオカメラによる、エコーグラムと水中画像によるリアルタイムモニタリング。 |
成果の活用面・留意点 | イケス内の魚の様子をリアルタイムで観察できるため、岸から近いイケスや定置網内の魚のモニタリングなどに活用できる。イケス側のシステムを省電力化していくことにより、ソーラーパネルとバッテリーを組み合わせたシステムで運用を可能にしていく必要がある。 |
図表1 | |
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図表3 | |
図表4 | |
図表5 | |
研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4642&YEAR=2013 |
カテゴリ | モニタリング |