タイトル | 異なる国から分離されたヨーロッパ腐蛆病菌株の類縁関係 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2013~2014 |
研究担当者 |
髙松大輔 森西恵子 荒井理恵 大澤綾 大倉正稔 大﨑慎人 |
発行年度 | 2014 |
要約 | 日本を含む世界各国でミツバチ幼虫から分離されるヨーロッパ腐蛆病菌は、遺伝子配列の類似性から大きく3つのグループに分けることができる。同じタイプの株が、異なる国やミツバチ種から分離されており、ハチの輸出入に伴う病原体の拡散が示唆される。 |
キーワード | ミツバチ、ヨーロッパ腐蛆病、Melissococcus plutonius、MLST |
背景・ねらい | ヨーロッパ腐蛆病菌(Melissococcus plutonius)はミツバチの家畜伝染病であるヨーロッパ腐蛆病の原因菌である。本菌は、世界各国でヨーロッパ腐蛆病の症状を呈したミツバチ幼虫から分離されており、我が国では、セイヨウミツバチだけでなくニホンミツバチからも分離される。しかし、異なる国やミツバチ種から分離された菌株間の関係については十分な解析がされていない。そこで、ヨーロッパ腐蛆病の疫学と原因菌の生態の全体像を理解する一助とするため、4つの遺伝子(argE、galK、gbpB、purR)の塩基配列を基に菌株の遺伝学的類縁関係を推定できるMultilocus Sequence Typing (MLST)法を用いて、日本で分離された85株のヨーロッパ腐蛆病菌株の型別を行う。さらに、データベースに登録されている海外の株の型別結果と合わせて解析することにより、これら菌株の類縁関係を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2014/niah14_s05.html |
カテゴリ | 病害虫 データベース 防除 ミツバチ 輸出 |