タイトル | 小麦ふすま「自己消化物」の非アルコール性脂肪性肝炎モデル動物に対する効果 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター |
研究期間 | 2010~2014 |
研究担当者 |
野方洋一 阿部大吾 斉藤武 上野隆登 |
発行年度 | 2014 |
要約 | 血圧上昇抑制ペプチドを含む小麦ふすま自己消化物を摂取した非アルコール性脂肪性肝炎モデルマウスでは、肝組織の病変が改善され、血清トリグリセリド濃度が低下し、炎症系の転写因子の活性化が抑制される。 |
キーワード | 小麦ふすま、非アルコール性脂肪性肝炎、肝臓、生活習慣病 |
背景・ねらい | 食生活の欧米化に伴い生活習慣病の急激な増加が社会問題となっている。非アルコール性脂肪性肝疾患は、生活習慣病の肝臓における表現型であり、国内成人の罹患率は10~30%と推定され、うち10~20%は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と推定されている。これらの治療には、脂質改善薬、糖尿病改善薬、抗酸化剤などが使用されている。小麦ふすまの自己消化物はアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害ペプチドを含むが、ACE の代謝物であるアンジオテンシンⅡは肝星細胞を活性化して肝臓の線維化を促進することが報告されており、アンジオテンシン受容体ブロッカーやACE阻害剤がNASHの進行を抑制する可能性が示唆されている。そこで、粗精製した小麦ふすま自己消化物のNASHモデルマウスに対する改善効果を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/warc/2014/warc14_s15.html |
カテゴリ | 小麦 |