タイトル | 機械収穫効率が高いエリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」の育成 |
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担当機関 | (国)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2012~2015 |
研究担当者 |
寺島義文 我有満 上床修弘 杉本明 |
発行年度 | 2015 |
要約 | エリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」は、種子で増殖する既存品種「JES1」と同等の乾物収量を示し、1株あたりの茎数と乾物重では個体間の均一性が「JES1」より高い。そのため、「JEC1」の機械収穫効率は「JES1」より高く、バイオマス原料の効率的な生産が可能である。 |
キーワード | バイオマス資源作物、エリアンサス、栄養繁殖品種、均一性、機械収穫 |
背景・ねらい | 二酸化炭素排出量の削減や地域活性化に向けて、草本系資源作物に由来するバイオマスの利活用が重要な役割を果たすと考えられる。エリアンサス(Erianthus arundinaceus、和名:ヨシススキ)は多年性のイネ科植物であり、我が国の暖地および温暖地での生産力が高いため、将来的なバイオマス事業における原料として期待できる。一方で、エリアンサスによる原料生産の実用化には、低コスト生産を可能にする品種開発が必要となる。これらの背景から、わが国初の品種として「JES1」が育成された。「JES1」は増殖効率を高めるために種子を利用して増殖する品種であるが、品種内個体間の茎数や乾物重のばらつきが比較的大きく、機械収穫での作業効率が低下するという問題点がある。そこで、品種内個体間のばらつきを抑え、機械収穫効率を改良することを目標に、栄養繁殖で増殖を行う品種を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
研究内容 | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2015_b07 |
カテゴリ | 病害虫 雑草 収穫機 受粉 飼料作物 低コスト 繁殖性改善 品種 品種開発 |