漁港・漁場の施設の設計手法の策定

タイトル 漁港・漁場の施設の設計手法の策定
担当機関 (国)水産総合研究センター 水産工学研究所
研究期間
研究担当者
発行年度 2015
要約 漁港及び漁場の整備は、2003年に改訂された設計基準書に基づき実施されてきた。この間、整備技術の研究開発成果が蓄積されると共に、国際的に仕様規定から性能規定へとより合理的な設計手法に推移したこともあり、同基準の改訂が必要となった。このため、性能規定化に対応した設計基準の策定に取り組み、最新の研究成果を新たな性能照査手法として反映させた。
背景・ねらい 漁港及び漁場の整備は、設計基準「漁港・漁場の施設の設計の手引」に基づき実施されてきた。同基準は2003年に改訂されて以来10年強を経過したが、この間に整備技術の研究開発成果が蓄積されてきた。また、国際的に仕様規定から性能規定へとより合理的な設計手法に推移したこともあり、同基準の改訂が喫緊の課題となった。このため、最新の研究開発成果を取り入れて、性能規定化に対応した設計基準の策定に取り組んだ(Fig.1)。
成果の内容・特徴 水産庁関係者等と共に、新たな設計基準を「漁港・漁場の施設の設計参考図書」として取り纏めた。現行設計法から変更した大きな特徴は、設計者が自由に性能照査手法を選択できるように、従来の「仕様規定型」から「性能規定型」へ移行したことである。また、漁港・漁場の施設の事業実施主体は、地方自治体が主であることから、現行の設計手法を踏襲した性能照査手法を用いて設計することも可能とした。これまでに水産工学研究所で研究開発した成果のうち、主に「耐波性能の照査」(Fig.2)、「耐津波性能の照査」(Fig.3)、「耐震性能の照査」に対して新たな知見を反映させた。
成果の活用面・留意点 漁港・漁場の施設整備において、新たな設計基準「漁港・漁場の施設の設計参考図書」が活用されることで、より合理的な設計が可能になる。今後、発生が予想される地震津波に対する防災・減災対策に資することが期待される。
図表1 237548-1.jpg
図表2 237548-2.jpg
図表3 237548-3.jpg
研究内容 http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=5046&YEAR=2015
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