タイトル | 葉切片の癒合と再分化を介したキク周縁キメラ植物の作出 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所 |
研究期間 | 2012~2015 |
研究担当者 |
間 竜太郎 佐々木克友 大坪憲弘 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 形質転換体由来の蛍光タンパク質をマーカーとして用い、キク植物体の培養葉切片の癒合と癒合部分からの植物体再分化を介して、キク周縁キメラ植物を作出できる。 |
キーワード | 周縁キメラ、キク、組織培養、蛍光タンパク質 |
背景・ねらい | 植物の茎頂分裂組織を構成する細胞は、一般的にL1(最も表層の1細胞層)、L2(2層目の1細胞層)、L3(3層目から内側の細胞)の3層構造(図1A)になっており、この層構造は器官分化後の植物体においても比較的安定して維持される。そのため、キクを始めとする栄養繁殖性花きにおいて周縁キメラは重要な役割を担っている。例えば、花色変異を持つキク枝変わり品種群は色素関連遺伝子の突然変異により生じた周縁キメラ状態であることが知られている。育種計画に基づいて特定の層のみ改変する周縁キメラの作成は、新しい育種法につながると考えられる。周縁キメラの多くは自然突然変異により生じたものであるが、タバコやカンキツ類等では人為的な周縁キメラ植物の作出例がある。そこで、報告例が無いキクにおいて周縁キメラ植物の作出手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/flower/2015/flower15_s02.html |
カテゴリ | 育種 きく たばこ 繁殖性改善 品種 その他のかんきつ |