タイトル | BSE感染マウスの病態の進行には異なる大きさのPrPScの関与が示唆される |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2012~2015 |
研究担当者 |
宮澤光太郎 岡田洋之 舛甚賢太郎 岩丸祥史 横山隆 |
発行年度 | 2015 |
要約 | BSEプリオン感染マウスにおいて20,000×g、10分遠心後の感染脳乳剤の上清に残存する比較的小さな異常プリオン蛋白質(PrPSc)凝集体の感染価は高く、遠心により沈殿する大きなPrPSc凝集体は、死に至るまでの生存日数に影響を与える可能性がある。 |
キーワード | BSE、感染性、潜伏期間、PrPSc凝集体、限界希釈法による感染価測定 |
背景・ねらい | ウシのプリオン病である牛海綿状脳症(BSE)は、脳内への異常プリオン蛋白質(PrPSc)の蓄積を特徴とし、人を含む様々な動物種に感染する人獣共通感染症である。PrPScはプリオン病を診断する唯一のマーカーであるが、組織におけるPrPSc蓄積量とその感染価は必ずしも一致するとは限らない。プリオン感染動物の脳内では、PrPScは様々な大きさの凝集体として存在し、時にはアミロイドのような巨大な繊維状の塊となる。また、凝集体の大きさによりPrPScの感染性が異なることが報告されている。本研究ではマウスに馴化したBSEプリオンを用い、サイズの異なるPrPSc凝集体がプリオン病の進行過程において果たす役割の違いを明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2015/niah15_s11.html |
カテゴリ | 薬剤開発 |