タイトル | 大気CO2濃度上昇によるダイズの収量増加における品種間差 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究期間 | 2013~2015 |
研究担当者 |
熊谷悦史 青木直大 舛谷悠祐 下野裕之 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 現在の大気CO2濃度(400ppm)から200ppmの上昇によって、ダイズの地上部重や稔実莢数が増加し、収量が増加する。その収量の品種間差は稔実莢数の増加率で主に説明され、早晩性や伸育型では説明されない。 |
キーワード | 伸育型、早晩性、大気CO2濃度上昇、ダイズ、品種間差 |
背景・ねらい | ダイズの国内単収は世界水準と比較して低く、安定多収化が求められる。一方で、大気CO2濃度は年々増加しているが、その濃度上昇によってダイズの光合成が促進し、収量が増加すると考えられている。将来の高CO2濃度下での安定多収化に貢献する栽培技術の開発や品種育成が必要であり、その基礎情報として、高CO2濃度がダイズの生育や収量に及ぼす影響やその品種間差を明らかにすることが重要である。しかしながら、高CO2濃度によるダイズの収量増加にどの程度の品種間差があるのかは十分に理解されてない。また、ダイズの基本的な農業形質に早晩性や伸育型があるが、それらと収量増加との関連についても明らかにされていない。そこで、現在の大気CO2濃度(400pm)条件と今世紀中期から末期に予測される高CO2濃度(600ppm)条件に設定した人工気象室で、日本や米国の早晩性や伸育型が異なるダイズ12品種を栽培し、高CO2濃度に対する発育や収量の応答性を比較する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/tarc/2015/tarc15_s15.html |
カテゴリ | 栽培技術 大豆 品種 品種改良 |