タイトル | 静電散布とエアアシストを併用した園芸施設向け自動走行式防除機 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター |
研究期間 | 2012~2015 |
研究担当者 |
吉永慶太 中山夏希 NUGUYEN THI THANH LOAN 宮原佳彦 陶山純 本荘陽一 稲葉英毅 窪田陽介 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 静電散布技術とエアアシスト技術とを組合せた散布装置を自動走行台車に搭載し、施設栽培作物の畝間を自動的に走行しながら農薬を散布する防除機。手散布では避けられない農薬被曝を避けながら、手散布並みの防除効果が得られる。 |
キーワード | エアアシスト、静電散布、自動走行台車、施設内防除 |
背景・ねらい | 園芸施設では、近年、大規模化が進んでいるが、施設内は閉鎖された高湿度環境下であるため病害虫の大量発生を招きやすいこと等により、農薬散布作業が不可欠となっている。慣行作業の多くは、作業者が自ら噴霧ノズル等を持って歩行しながらの手散布が行われており、農薬被曝を避けるため、カッパなどを装着して行われ、高温・多湿環境下では、負担の大きい作業となっている。このため施設内における防除作業の負担軽減のための自動散布技術が開発され実用化されているが、手散布のように多様な条件下でも安定した防除効果を得るのは困難であるとされており、生産現場では作業負担軽減のため、手散布並みの散布性能を持つ自動散布が可能な防除機が望まれている。 そこで、農薬の噴霧粒子に静電気の力を付加して作物体への付着性能を向上させる静電散布技術と、噴霧方向に風を送り作物群落内への到達性を向上させるエアアシストの技術とを組合せ、手散布並みの防除効果を維持し、かつ防除作業の自動化によって農薬被曝を回避することが可能な防除機を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/brain/2015/brain15_s03.html |
カテゴリ | 病害虫 害虫 きゅうり 施設栽培 大規模化 トマト 農薬 防除 メロン |